世界的な抹茶ブーム、日本茶が世界を席巻・・・世界的な品不足に
今年ハリウッド大通りにオープンした「ケトル・ティー」では、メニューにある25種類の抹茶のうち、4種類を除くすべてが品切れだったと、同店の創業者ザック・マンガン氏はAFP通信に語った。
「私たちが苦労していることのひとつは、お客さまに、残念ながらお客さまがお望みのものはありません、とお伝えすることです」と彼は言った。
草のような深い香り、濃厚な色、眠気覚ましの効果で、抹茶の人気は「ここ10年で飛躍的に伸びましたが、ここ2~3年はもっと伸びています」と40歳の彼は説明する。
今や抹茶は、アイスクリームのフレーバーボードからスターバックスまで、いたるところで見かける「西洋世界の文化的なタッチポイント」となっている。
そのため、抹茶の市場は1年でほぼ倍増した、とマンガンは言う。
数千マイル(キロメートル)離れた東京の北西に位置する狭山市では、15代目として家業の茶業を営む奥富正博氏が需要に圧倒されている。
「もう抹茶の注文は受け付けていないとホームページに書かなければなりませんでした」と彼は言う。
抹茶ブームは、YouTubeで60万人以上の登録者を持ち、抹茶製品のブランドを立ち上げたアンディ・エラのようなオンライン・インフルエンサーによって煽られている。
彼女が東京の流行発信地、原宿にオープンしたパステルピンクのポップアップショップでは、何十人ものファンがこの23歳のフランス人女性と一緒に写真を撮ったり、ストロベリーやホワイトチョコレート味の抹茶缶を買ったりするのをワクワクしながら待っていた。
「抹茶は視覚的にとても魅力的です」とエラはAFPに語った。
日本の三重県で生産されている彼女の抹茶ブランドは、現在までに13万3000缶を売り上げている。2023年11月に立ち上げられ、現在8人の従業員がいる。
「需要の伸びは止まっていません」と彼女は言う。
農林水産省のデータによると、2024年には、日本から輸出された緑茶8,798トンの半分以上を抹茶が占めた?10年前の2倍である。
観光地化された築地の魚市場跡地にある東京の茶店、寿月堂は、高まる需要を考慮して在庫量をコントロールしようとしている。
「仕入れ制限を厳しく課しているわけではありませんが、転売が疑われるお客様には大量販売をお断りすることもあります」と店長の錦田重仁氏は言う。
「ここ2、3年、抹茶ブームが加速しています。お客さまは、SNSで見たように、自分で抹茶を点てたいと思うようになったのです」と錦田店長は付け加えた。
日本にいる49歳のオーストラリア人旅行者、アニタ・ジョーダンは、「子供たちが抹茶に夢中なんです」と語った。
子供たちは抹茶に夢中なんです。”最高の抹茶を見つけるというミッションを私に課したんです “と彼女は笑った。
https://www.arabnews.jp/article/features/article_152026/
世界を席巻する日本茶
https://www.arabnews.jp/article/features/article_151971/
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