【山梨】「年会費払わずコストコ製品買えます」非会員向け再販店相次ぎ開業、商品小分けにして約30%の金額を上乗せして販売
会員制で大量売りが特徴のコストコ商品を購入し、小分けにして買いやすい価格で非会員をターゲットに再販売する。
他県でも同様の動きが出ており、地域商圏にとって脅威となるコストコが新たなビジネスも生み出している。(河合正人、米山裕之)
「年会費を払わずにコストコ製品が買えます」。韮崎市中心部の本町通りに今、こんな宣伝文句が書かれた黒いボードが掲げられている。
昨年9月に元スーパーの空き店舗にオープンした「清水金七商店」。
パンやピザなどの食品からトイレットペーパーなどの日用品までコストコ商品約400種類を再販売している。
経営する地元ガソリンスタンドの「シミズヤ」は、格安ガソリンスタンドを併設するコストコ店に客を奪われることを危惧していたが、これを商機と捉えて再販事業に乗り出したという。
仕入れ先は当然、コストコだ。車で約2時間かけて東京都町田市の「コストコ多摩境倉庫店」へ赴き、ビジネス会員として商品を店頭価格で仕入れる。
これを小分けにして約30%の金額を上乗せして販売。注文を受けて代理購入もしている。
【中略】
コストコ商品の代理購入を国内で先駆けて始めた再販店のハスキーカート(東京)によると、再販店は国内に約120店舗ある。店頭で仕入れた商品を小分けにして売るという手軽さから新規参入しやすい反面、利幅が薄く撤退も多い。
同社の顧客は主に富裕層や外国人といい、信川拳・代表社員(27)は「年会費を払ったり、混雑する店に足を運んだりするのが煩わしい層をいかにつかむかが重要」と話す。
コストコ・ホールセール・ジャパン(千葉県)は再販店を容認する一方で、関連店と誤解される店名やロゴの使用には神経をとがらせている。県内の両店はルールを守っているが
違反行為が見つかれば注意喚起するといい、広報担当者は「衛生管理も含めてコストコ商品の信頼低下を招かないよう注視している」と話した。
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