世界第2位なのに日本では相次ぐ閉店…サブウェイ苦戦のウラにあった「日本人の国民性」
サブウェイ発祥の地・アメリカでは、2023年時点で2万店舗以上を展開し、マクドナルドやスターバックスなどの大手フードチェーンのなかでも店舗数第1位を誇る人気ぶり。全世界で見ても約3万7000店舗も展開しており、マクドナルドに次いで世界2位のファストフードチェーン店となっている。
一方、日本でのサブウェイは、10年前の2014年に約480店舗展開していたのをピークに、それ以降は縮小傾向。コロナ禍を経て現在は国内178店舗と、最盛期の4割にも満たない店舗数にまで減少してしまっているのだ。
【中略】
●“完成品”を求める人が多い
ズバリ、サブウェイが日本で伸び悩む理由とは何なのだろうか。重盛氏に聞いた。
「サブウェイの注文方法が日本人の国民性に合っていないということが、大きな理由の一つとして挙げられるでしょう。というのも、日本人は規格品やパッケージ商品などの“完成品”を求める人の割合が多い傾向にあるのです。そして、簡易的な注文方法を好み、素早く商品を手に取りたいという傾向がより強い
一方、サブウェイはパンの種類から、具材、ソースなどを選んで商品をカスタマイズすることが特色です。アメリカでは、このように自分好みにカスタマイズすることでオリジナリティを出せるという部分が、個を大切にする国民性と合致して、受け入れられてきました。こうした日本人とアメリカ人の国民性の違いが、両国のサブウェイ支持率が大きく異なる要因となっているのでしょう」
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