7/2(火) 11:40配信 クーリエ・ジャポン
https://news.yahoo.co.jp/articles/78cc364ee35194791131eef4335b02ce83761dce
複数のビタミンが配合されているマルチビタミンは人気のサプリメントだ。米国では成人の3分の1が摂取しているとされる。

だが6月26日に医学誌「JAMA」に掲載された研究によると、マルチビタミンを毎日摂取しても心臓病やがんによる死亡率は下がらないことがわかった。

米国立がん研究所がおこなった同研究は、約39万人の成人のデータを20年以上にわたって追跡調査したもの。被験者の年齢の中央値は61.5歳で、慢性疾患の既往歴はなく、概して健康な人たちが研究に参加したという。

その結果、マルチビタミンの毎日の摂取が、心臓病やがんなどの疾患による死亡リスクを減少させるというエビデンスは発見されなかった。それどころか、マルチビタミンを摂取している人のほうが、摂取していない人よりも研究期間中の死亡率が4%高いという結果が出た。

市販のマルチビタミンは無駄な出費
「この研究が示しているのは、一般的にマルチビタミンは長生きの役には立たないということです」と、予防医学を専門とするジェイド・コバーン医師は米「ABCニュース」に語っている。

「マルチビタミンの値段はそう高くないとはいえ、これは多くの人にとって無駄な出費なのです」

コバーンによれば、サプリメントだけに頼るのではなく、野菜や豆類などをもっと食生活に取り入れ、食事からビタミンやミネラルを摂取するのがベストだという。

ただし、自分の既往歴に基づいて、かかりつけ医からマルチビタミンまたは特定のビタミンの摂取を勧められたときは指示に従うべきだと、コバーンは付け加える。

「もし医師からビタミンを処方された場合は、それを飲むべきですね」

COURRiER Japon