24年賃金動向調査

日本経済新聞社がまとめた2024年の賃金動向調査で、基本給を底上げするベースアップ(ベア)の実施率は94.1%で過去最高だった。ベアの平均金額は1万3594円で前年比75%増となった。物価高や人手不足に対応する形で賃上げが広がっている。経済の好循環につながる賃上げの持続性が焦点だ。

基本給の賃上げはベアと勤続年数に応じて上積みされる定期昇給からなる。ベアを実施すると、基本給を基準に支給される手当...(以下有料版で、残り1616文字)

日本経済新聞 2024年5月29日 5:00 (2024年5月29日 22:24更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1475C0U4A510C2000000/